前回のあらすじ

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【前回のあらすじ】
 やっぱり、春だよ。
 春なんだよ、君。野外露出をするのは。
 冬は問題外さ。凍死をしてしまう。仮に肉体がその冬の寒さに凍え、朽ちていくまでのその刹那の時間を露出に費やしても駄目なのさ。玉袋が縮んでしまう。野外露出をする人間には2種類いるというのが私の持論でね、1つは陰部を誰かに見せて相手の反応を楽しむ者。もう1つは解放感に酔いしれる者。私はどちらかと言えば前者の方であるからして、玉袋が縮んだ状態の物を相手に見せたくはないのだ。見せるからにはのびのびとしたものでなければならないんだ。
 秋も駄目だよ。秋の、その季節独特の雰囲気が私の陰茎を萎えさせてしまう。であるからして前者と同じ理由で秋は露出したくないのだ。
 夏は紫外線で陰茎を焼きたくない。夜ならできなくもないが。
 だからさ、春なんだよ。野外露出は春に限るのさ。

 春は、露出狂。やうやう白くなり行く陰茎は少し怒張し色は紫になりたる。
 夏は、夜。蟲の多く飛び違ひたる中を生まれたままの姿で駆け回るのはいとをかし。
 秋は、自重。
 冬は、恍惚。来るべく春に向けて体を鍛え始める。知らぬ間に出た腎水が火桶の火を消し、栗の花の臭いが部屋に充満していてワロス。

 ふと気づけば夢精。勢いよく出たであろう腎水は枕の横にまで飛んでいた。
 枕の精子。
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