前回のあらすじ

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【前回のあらすじ】
夕焼けで赤く染まった空の下、一組のカップルが池でボートを漕いでいた。
2人は色々なことを楽し気に話していた。
今日のデートの事、それぞれの仕事の愚痴、次のデートの事など。

1時間ほど話を続けていたが、やがてお互い話すこともなくなったのだろう。
なぞなぞを互いに出し合った。

男が言う。
「パンはパンでも食べられないパンってなーんだ?」

一般的に考えれば答えはフライパンであるが、女はちょっとひねくれた回答をしてやろうと思い、言った。

「パンツ。」

女は男がこのひねくれた回答に対してどんな反応をするだろうかと思った。
笑うだろうか、呆れるだろうか。
しかし男は女の予想もしないことを言った。

「食べられるよ。」

「えっ」

男は普段の優しげな表情もなく真顔で、そして冷たい声で言った。

「食べられるんだよ。」

「ちょっと、どうしたの?」

「お前は知らないのか、パンツのおいしさを!」
(続く)
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