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【前回のあらすじ】
(続き)
翌年、柿が実った。
だがしかし、その柿はちんぽの形をしていた。
立派なふぐりに右曲がりの竿、それはあまりにも立派で私のブツとは比べ物にならない。
柿が名刀虎徹だとするのであれば、私のはそこら辺の木の棒だろう。
まあ何でもいい、ついに実が成ったのだ。すぐに妻の仏前に備えるとしよう。

しかし私はふとこう思ったのだった。「もし妻がこのちんぽ柿に浮気しやしないだろうか。」と。
いや馬鹿々々しいのは分かっている。柿に浮気もクソもないだろう。
実際、息子にこの話をしたところ心療内科を勧められた。
それ程までに立派なチンポなのである、この柿は。

数週間私は悩んだ。
そりゃ私はいい夫であったかどうかと問われればいい夫ではなかったと思う。
床上手だったかと言われれば、自信は無い。
いや、私は何を考えているのだろうか。柿はちんぽの形をしていようがしていなかろうが柿なのである。
早く供えないと黒く変色してよりいかがわしくなってしまうぞ、

さあ、さっさと柿を仏前に供えようではないか。

「あっ!」

それは過失であったか故意であったかは分からない。
故意だとしたらそれは私の深層心理がそうさせたのだろうか。
私はちんぽ柿を落としてしまった。

ちんぽ柿は竿の根元からぽっきりと折れてしまった。

「中折れしちゃったか・・・」

私は誰に言うでもなくぽつりとつぶやいた。

妻にきれいな柿を供えることができなくなっての悲しみの感情と、チンポ柿に妻を寝取られずに済んだいう安堵の感情と、
柿のナニにとって妻のものは良い具合ではなかったのかなという一種の残念だと思うような感情が私の中でぐるぐると渦巻き、
最後は花火となって爆散した。
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