前回のあらすじ

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【前回のあらすじ】
 何となく消臭剤を一気飲みした。Oh,Yeah!瞬く間に私の体臭はフルーティな物へと変化する。
 「いいにほひ!いいにほひ!」
 私は狂気乱舞して自分の脇に鼻を近づけて何度も何度も深呼吸するのであった。
 「ヴォエ!くっさ!」
 忘れていた。私はワキガだったのだ。
 駄目だったのだ。消臭剤を飲んでもワキガは解消されない。ではどうすればいいのだろうか。制汗スプレーを脇に掛けまくる?食生活を見直す?アポクリン汗腺を切除する。いーや、どれでもないね。正解は世界中の人間の鼻をそぎ落とせばいいのさ。
 でもさ、カミソリを持って他人の鼻をそぎ落とすなんて野蛮極まりないから私はそんなことはやらない。ではどうすればいい?俺の脇をそいつの鼻に押し当てるのさ!
 「ぐああああああああ!!」
 ほれ見たことか!余りの臭さに鼻がもげたぜ!コレを70億回繰り返せば地球上に鼻がある人間は消えるわけなのだ。
 自分のワキガの臭いを他人に嗅がせないために他人の鼻を消す!そしてその方法が自分のワキガの臭いを嗅がせるという矛盾!
 でもそれって人生だよね!Aという目標を達成するために相反するBをしなくちゃならない!生きるためにやりたくも無い仕事をしなければならない!うおおおおおおおおおおおお!?僕の脇は人生そのもの!社会の教科書に載せねば!
 そして私は国会議員となるのは後の話。
 後の話は放っておいて今は鼻をもぐことが最優先だ!うおおおおおおお!ニンニク食うぜ!ネギ食うぜ!肉ばっかり食うぜ!風呂入らないぜ!うおおおお!俺の脇は兵器だぜ!ンホオおおおお!嗅げ!俺の脇を嗅げ!
 しかしだ、他人に自分の脇を嗅がせる前に自分が嗅ぐのがビジネスマナーではあるまいか。私はそう思い、思いっきり自分の脇の臭いを嗅いだ!
 「エンッ!」
 毒物君!余りの臭さに私の鼻はもげてしまったようだ。だがこれでよかったのかもしれない。私から嗅覚が消えた。という事は私という世界から「私の脇の臭い」というものは消えたも同義である。
 あ^~スッキリ!脇を舐めるぜ!
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