前回のあらすじ

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【前回のあらすじ】
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 ある晴れた春の午後、私はふと鮭おにぎりが食べたくなった。コンビニに行き、あったかいお茶と鮭おにぎりを2つ購入して近所の公園のベンチに座った。公園では兄弟の思わしき子供たちが無邪気に遊んでいる。私はなんだか穏やかな気持ちになって鮭おにぎりを一口食べた。

 ゴリッ。鮭おにぎりとは思えない、なんだか気持ちの悪い感触がした。生臭いにおいが口の中に広がっていく。私は手のひらに口の中のものを出してみた。

 「うわっ!」

 手のひらの上には指があった。私が噛んだことにより、それは歪な形に変形していた。

 「おえええええええええっ!」

 私は胃の中のものを全て外へ出した。子供たちは眉をしかめて私を見る。なぜおにぎりの中に指が入っていたのか?事故?事件?色々な想像を浮かべるうちに、私はまた気持ち悪くなり吐いた。

 「おえええええええええっ!」

 口の中が酸っぱくて、不快だ。気持ち悪くなりまた吐いた。

 「おえええええええええっ!」

 子供たちのうち幼い子が私の吐く姿に影響されたせいか、彼も吐き始めた。彼が吐いた吐瀉物を見ているとまた気分が悪くなり、私もまた吐いてしまった。

 「おえええええええええっ!」
(続く)
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