前回のあらすじ

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【前回のあらすじ】
(続き)
 暗闇を数分歩くと「出口」が見えてきた。歩道橋だ。歩道橋の真ん中に設置された照明が暗闇をどこか遠くへ消し飛ばしてしまう。私はその照明の下に行き、音を立てないように準備をした。仮に音を立てたとしてもそれを咎めるような人間はいないだろうが、何となくこの静寂を壊したくないのだ。時刻を確認する。午前2時半。丑三つ時ももう終わりだ。そういえば何でこの時間にやろうと思ったんだっけ。丑三つ時を過ぎれば人間だけでなく、魔物もいないだろうって理由だったっけ。まあどうでもいい。

 深呼吸をする。肺が深夜の冷たい空気で満たされる。用意した道具がちゃんと動くか確認をする。どうやら今日も故障は無いようだ。歩道橋の上から道路を見下ろす。誰もいない。歩道橋の照明がスポットライトのように私を照らす。この瞬間、この世界には私しかいないのだと感じる。さあ、行くぞ!

 スピーカーから陽気なサンバが流れ出す!オーレ!さあ、スポットライトの下で今、私は全裸になるのだ!うっひょう!気持ちいい!やめられないね!やめられないね!課長の馬鹿野郎!いつもいつもお前は仕事ができないだのグチグチ言いやがって!だから何だっていうんだ!お前は野外露出できるのか!できないだろ!お前は俺以下なんだよ!うっひょう!オーレ!オーレ!オーレwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!
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