前回のあらすじ

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【前回のあらすじ】
(続き)
 私は投げ捨てたチンコの代わりに地面に落ちていたチンコを股間に装着した。昔から自分のチンコだったようなフィット感だった。股間のチンコが言った。

「ありがとうございます」

 投げ捨てられたチンコは事態を把握していないせいか、しばらくニヘラ、ニヘラと笑っていた。しかし事態を把握するとピンク色の亀頭は海のような青さに変わっていった。

「助けてください!許してください!僕はチンコです!チンコです!」
「ええい!うるさい!」

 私は悲痛な叫びをあげる元チンコを残し、その場から立ち去った。チンコの上げる声は私が離れるにつれてだんだんと小さくなっていく。しかし私はその小さくなりゆく声に何かしらの変化を感じた。何かが揺らいでいるのである。ドップラー効果だろうか。
 私の歩く速度は、木の葉が自動落下する速度と同じである。その低速度のため、チンコが発する声に対してドップラー効果が発生しているかどうかは、私には認識できない。だがしかし、ちんこの悲痛な感情は私が離れていくにつれて大きく、そして悲しく変調されていくのだった。

 チンコの声が聞こえなくなったとき、私はふと股間を見つめた。チンコはニヘラと笑っていた。
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