前回のあらすじ

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【前回のあらすじ】
 ある日、私の思考が脳内で反響するようになってしまった。そしてそれは決して減衰することは無い。

 私はふと、バナナを食べたいと思う。その瞬間、その言葉は無数の雨粒となり私の脳内へ降り注ぐのである。

 「バナナを食べたい」
 「バナナを食べたい」
 「バナナを食べたい」
 「バナナを食べたい」

 その永遠なる山彦は、私を洗脳する。
 正直、バナナはそれほど食べたいとは思っていなかった。私のこの食欲を満たす無数の方法の中から何となく「それ」を思考しただけに過ぎないのだ。
 思いつき、無意識の考え、無意味

 だがしかしその無意味は脳内の反響によって「有」となる。私の本心へとなり替わるのだ。
 ああ、バナナが食べたい。バナナが食べたい。バナナが食べたい。

 自身の言葉に操られた私は、必死にバナナを探した。今すぐバナナを口に入れたいのだ。しかしなかなか見つからない。
 その所為か、私はふと「考えてしまった」

 「バナナとチンコって似てるよね・・・」
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