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47:ダウジング探偵
第1世代 作者:異端者 
いい妄想ね:2 再生数(UV):71 妄想履歴:
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 ――ここか。

 森の奥、手にした水晶のペンデュラム(振り子)は、確かにその地面を示していた。
 一旦車に戻り、シャベルを手にして戻ってくる。

 そして、掘り始めること十数分。
 泥で汚れているが、白い塊が姿を現した。
 骨、それも人の物だ。
 やはり、マップダウジングでこの辺りを示したのは間違いではなかった。

 ――やれやれ、また面倒なことになりそうだ。

 そうは思ったが、彼は警察に通報するのをためらわなかった。

 ダウジング探偵――彼は巷ではそう呼ばれている。
 手にした水晶のペンデュラムを地図上、または地面の上にかざすことで探し物を見つけ出すのだ。
 探している物が傍にある時には、ペンデュラムは必ず不自然な揺れ方を示す。
 それをもとにして、その周辺を探せば探し物は見つかる。

 もっとも、それも手掛かりが必要で万能ではない。
 例えば、探しているのが人なら写真や身に着けていた物等が必要になる。
 それらを空いた片手に取って、あるいは傍に置いてダウジングするのだ。

 今回の依頼も、人探しだった。
 小太りの年配の女性が、失踪した息子を探してほしいと依頼してきたのだ。
 彼の噂は聞いていたらしく、写真も既に用意されていた。

 彼は一旦依頼人を返した後、精神を研ぎ澄まして広域の地図上でダウジングを行った。
 そして反応した周辺の地図を用意してまたダウジング――面倒だがこうして範囲を狭めていくしか手段は無いのだ。
 その結果、こんな山奥にたどり着いた訳だ。

 正直、予想はしていた。
 反応が動かない。それでいて山奥。そこから導き出される結論は……。
 かといって、放っておく訳にもいかないのが困るのだった。

「――だから、偶然こんな所掘る訳がないだろ!?」
 若い刑事が机をバンバンと叩いた。
「偶然じゃありません。調査の結果です」
「そんな振り子で人探しができる訳がないだろ!? もう少しまともな言い訳をしろ!」
 さて、どうしたものか。

 現在、彼は取調室で事情聴取されている。
 一応名目は「第一発見者」だが、明らかに「犯人」扱いだ。
 まあ、普通に考えれば無理のないことだが。
 そういえば、この刑事には見覚えがない。まだ新人なのかもしれない。

「もう帰っていいぞ」

 ガチャリとドアが開いて、中年の刑事が入ってきた。
「田崎さん、でも……」
「こいつは良いんだ」
 その一言で若い刑事は黙った。案外、利口なのかもしれない。
 こんなことは初めてではないので、彼を知っている人は黙認はしているのだ。
「あんたも、厄介なことばかり回されるな」
「犯人を捜さなくていい分はそっちよりは楽だけどな」
 彼がそう言うと、田崎と呼ばれた刑事は皮肉っぽく笑った。

「そういえばあんたの言ってた依頼人――母親なんてのは被害者には居ない。連絡先もデタラメだ」



コメント 名前:異端者 投稿日時:2019-06-14 21:40:08
私が書いても平凡なオチにしかならないので、続きは別の方にお任せします。

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