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147:何にでもできる世界
第2世代 作者:Seaweed 
いい妄想ね:1 再生数(UV):29 妄想履歴:146
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【1】
ある日、手紙が私の元へ届いた。私の受け持つ生徒からだった。
内容は以下の通りである。

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先生、僕の精神世界へ来ていただけないでしょうか。
そこでは誰もが何でもできる世界なのです。
私はそろそろそこから帰りたいのですが、
でれません。
僕を殺したら世界もろとも消えます。
だから先生、出して。
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意味が分からなかった。
果たしてこの生徒は私に何を求めているのであろうか。


【2】
差出人である生徒の名は田崎と言い、私の主催するゼミに所属している学生の一人である。
多少真面目すぎるきらいはあるが取り立てて語る突飛さも持ち合わせてはいない平凡な学生だ。
放蕩学生が多い我がゼミにおいて、言い方は悪いが地味で目立たない部類の男。
果たして悪ふざけでこんな真似をするような人間であっただろうか?
私はスチールラックからファイルを引き抜き田崎の提出した論文を開く。
そこには彼の性格が滲み出たような右肩上がりの筆跡が並んでおり、それは手紙のものと相違ないように思えた。
そして、特筆すべきはそのタイトル。

『精神世界における自我の優位性と禍福についての考察』

あぁそうだ。
堅物である田崎らしくもない、そのオカルトめいた研究テーマは記憶に強く残っていた。
私は強く反対したのだが、田崎の強い希望から強硬じみて開始されたその研究。
暫く後に提出された論文は碌に読むこともせずにファイルの肥やしとなっていた。
だって私のゼミは基本的に男性器全般についての研究に重きを置いているのだから当然である。
不愉快な違和感が私の眉根に皴を作る。
ただの悪戯だと割り切ってしまえば良い。
事実、餓鬼の抜けきらない学生が時折研究室前の郵便受けに毒にも薬にもならぬ戯言を放り込むことはままあることなのだ。
しかし私の頭の中にできたしこりのような何かは一向離れようとしない。



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